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竜神マルコ

さいたま市綠区南部領辻三角下(なんぶりょうつじみすみした)に龍がいる。2017年に作成した龍は全長15メートル(2016年は14メートル)で材料はマルコにある葦とトラスト1号地にあるモウソウチクと荒縄とシュロ縄でつくられている。エコ.エコのメンバーである深石さんの指導もと1月辺りから竹で骨組みを作り出した。葦の刈り取りは2月〜3月にかけて、エコ.エコメンバーと里山.com(里山・農業体験イベント)参加者が葦を刈り取り束ねる。2メートルほどある葦を小さな子どもも大人に混じって一生懸命に運んでくれた。

開眼式は、竹で作った眼を赤く塗り、御神酒を上げ、龍に命を吹き込んだ。くしくも東日本大震災のあった3月11日で、参加者約60名で黙祷も行うことが出来た。

5月4日は、国昌寺の山門に封じ込まれている龍が、住職の奉納読経で年に一度、解き放たれる。さいたま竜神祭り会により氷川女体神社で行われる祇園磐船竜神祭(ぎおんいわふねりゅうじんさい)に渡っていく日に、まつり実行委員の方々のご理解があり、二つの龍の対面が叶った。また、この日は龍の名前も発表された。名前は「龍神マルコ」。マルコはエスペラント語で湿地を意味する。NPO法人エコ.エコの保全している湿地を守ってくれる神様なのである。

たった1㌶ほどの湿地、マルコには多くの生きものがいる。クズを抜くと希少種も確認され、2017年3月にまとめた記録では、植物は305種、昆虫は64種、クモは49種、鳥類53種、その他の生きものは15種を確認した。見沼では少なくなった絶滅危惧種も数多く確認している。

首都圏から直線距離で26㎞の場所に生物多様性の保たれる空間が広がっていることを多くの人に認識してほしい。この場所が、さいたま市の誇りであると認識する人が増えることを夢見、保全活動に汗を流している。生物多様性のシンボルとして「竜神マルコ」は、来年も作成したいと考えている。(2017.7.12)

by trust-0 | 2017-07-12 21:41 | 記録