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カテゴリ:研修( 12 )

2019.12.3 

農業と福祉でだれでもが働ける場所を作っている。ここから世界を変えていくという情熱を感じた。◇参加メンバー エコ・トラスト畑メンバーとエコエコ保全メンバー◇コース 1.ここは理念を作る場所1234567891011121314151617181920
by trust-0 | 2019-12-04 07:58 | 研修

2019.10.1トラスト野外研修

トラスト野外研修
◇コース 川越→埼玉県森林科学館11時10分着→中津川沿い14時45分出発→帰途
◇天気 晴れ
◇案内 牧野彰吾氏
まだ暑さが残る日だったが秩父の心地よい風に吹かれ、ちょっと標高が高いところの植物を観察した。タニソバ、シロヨメナ、ナギナタゴウシュ、オオバアサガラ、ミズメ(臭いがサロメチール)等観察
1埼玉県森林科学館 秩父市中津川447番地
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2入り口にあった遊び道具
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3館内は杉の大木がふんだんに使われていた
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4展示も良い感じ
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5
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6工作室
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7糸鋸もあり充実していた
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8サンショの実
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9メナモミ
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10
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11リンドウ
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12ゲンノショウコ
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13ヤクシソウにだれかな
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14観察風景
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15キノコ
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16ミズナラの木が間近に見えた
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17ミズナラの実
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18シオジ
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19ヌスビトハギ
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20アキノキリンソウ
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21シラネセンキュウ
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22コアカソ
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23セキヤノアキチョウジ
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24ナナカマドの実
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25ホソエノアザミにチョウ
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26クワガタソウ
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27ホソエノアザミにシジミチョウの仲間
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14時45分にバスに乗り帰途。身近い時間だったが良い空気を吸った。

by trust-0 | 2019-10-03 21:42 | 研修

2019.6.29 両生類の今を学ぶ

◇日時 2019年9月29日 土曜日 9時30分〜11時30分
◇天気 雨
◇講師 埼玉県川の博物館学芸員 藤田宏之氏
◇場所 埼玉県自然学習センター
近年増えているヌマガエルの状況もお聞きできた。両生類が生息するためには水域と陸域を必要とするので、大規模開発や圃場整備による水路のコンクリート化などの影響を受けやすくその数が減少している。また、外来種のアライグマによる捕食が深刻になっている。特にトウキョウサンショウウオやアカガエルに対する捕食圧が大きなダメージになっている。
1埼玉には18種の両生類が棲んでいる
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2本来のヌマガエルの生息域
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3埼玉県で急速に増えている
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4背中に線のあるヌマガエルは九州由来かも?キュウリの苗に紛れて入ったかも知れないが、確証はない
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5ヌマガエルは、圃場整備などに強く、近代化された水田に適応して増えている。一方、アカガエル類は適応できず減り続けているのは残念。
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6生物多様性は大切
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7ヌマガエルはお腹が白い 
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8ヌマガエルは眼と眼の間に線がある
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9こんな場所がカエルにとって良い場所
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ヌマガエルが増えている事を実感していたので、参考になった。生物多様性の保たれている場所では、大繁殖は出来ないとのことであった。保全する上でも必要な視点であると思った。
メモから
★ヌマガエルは産卵時期が遅く、高温、乾燥に強いので、最近の田植え時期が遅くなった農業に合っている。食べ物は軟らかい物が好き、共食いもするし、アマガエルやミミズも捕食する。オタマジャクシは、眼がよっていて頭がとんがっている。寿命は2年くらい。その年に成熟する。
ニホンアカガエルは高温・乾燥に弱い。寿命は2年程度なので、増えやすくて減りやすい。寒冷地では、1回で終了。オタマジャクシが梅雨時に上陸する。オスは泥の中で越冬。メスは草の中で越冬。
★シュレーゲルアオガエルはメスが大きい
★アマガエルは一定期間水があればOK
★トウキョウダルマガエルは成長が遅い.二毛作水田がよくない。7月に水を落とすとオタマジャクシが生きていけない。
★アズマヒキガエルの寿命は10年くらい
★ウシガエルは減少傾向
★アライグマはエサのない時期1月2月にアカガエルやサンショウウオを食べる。サンショウウオは頭だけ食べるので食べかすがある。アカガエルは美味しいので、2口で捕食し、たまに足先が残る。アライグマは姿勢を低くするのが嫌いなので、周りに台を置くか,網をはるのが良いが、カエルの通路を下に作る必要がある。
★イタチは食べかすが残らない
★10月になるとカエルはいなくなる。
★カエルは冬眠するときお尻から潜る。サンショウウオは頭から潜る。

後日、藤田学芸員からのメール
県東部・南部でニホンアカガエルの保全に取り組んでおられる団体をいくつか存じていますが、明暗が分かれています。
はっきりとは言えませんが夏場の高温時に上陸した当年のちいさなカエルが生き残るのが難しくなっていると考えます。具体的に日陰で涼しい雑木林が繁殖地の近くにあるといいと考えています。
アカガエルは梅雨時に上陸し、その年に成熟するのでしょうか。 2年の寿命で何回産卵するのでしょうか。
寿命は暖かい埼玉県では、生まれた翌年に産卵にやってくるのが通常と考えます。ひとシーズンの産卵でゼリーの塊ひとつですので、トータル500卵〜3000卵ぐらいのようです。大概は2シーズンぐらいで死んでしまうようです。
イタチはアカガエルを食べるのでしょうか。最近イタチとアライグマの足跡を確認しています。
イタチのエサになっています。かなり食べられていると考えますが、アライグマのように集中的な捕食とはいえず、致命的なダメージには至らないと考えます。しかし、個体数が少ないとなると、排除も考慮する必要はあります。
アズマヒキガエルの寿命が10年とのことなのでお尋ねします。5年ほど前に水路がコンクリート化されてからアズマヒキガエルの卵塊を確認出来なくなりました。万一、水路を元に戻すとカエルは戻ってくるでしょうか。
水路を戻すことも重要ですが、周囲の環境も変化すると難しいかもしれません。普段の棲家と水路の間に道路が出来てしまうだけでも減少します。ヒキガエルの減少は水辺環境の悪化だけでなく、周辺の伐採や造成も大きなダメージとなります。

一度、私たちのフィールドを見て頂きたいと思いました。(記 加倉井範子)

by trust-0 | 2019-07-01 08:51 | 研修

2019.3.23 トンボのすむ水辺

◇トンボのすむ水辺 池沼のエコロジカルネットワーク
◇講師 埼玉県自然学習センター 高野徹氏
◇2019年3月23日 日曜日 10時〜12時

トンボという昆虫・・・飛翔力にすぐれ、地球が生み出した最高の飛翔動物
トンボの起源 原トンボ目 古生代石炭紀後期3億2500万年前の地層から化石→メガニュラ現在のトンボのルーツ ムカシトンボ亜目 中生代三畳紀〜ジュラ紀〜白亜紀に出現。1億5000年前恐竜。日本と中国にムカシトンボの仲間が3種類現存している。カゲロウ目が近縁の昆虫。

世界(6000種、2012年5月現在)のトンボ・日本(203種)のトンボ・埼玉県(90種)ヨーロッパ全体(120種)イギリス(40〜50種) オニヤンマは大きいトンボで小さいトンボはハッチョウトンボ
日本では「勝虫」と呼ばれ後戻りしないのでも縁起が良いとされ、一方外国では「トラゴンフライ」と呼ばれ不吉な虫と思われている。

トンボの特徴
トンボの眼(大きな複眼に2個 1万〜3万個の個眼、視野は360度で色、紫外線、光の偏光面〈水面のかがやき〉、動き検出、動態視力がすごい。明るさを見る単眼は3個)
飛翔力がすごい(前後の翅を交互に動かし巧みに飛ぶ。頭部の触角や毛状感覚器官を気流センサーとして使用。翅の基部に筋肉の飛翔筋が付着し、直接翅を動かすので、素早い飛翔が可能となる。)
アキアカネやミヤマサナエは羽化後、山地〜亜高山帯まで移動して夏を過ごし、秋に繁殖水域に戻る。移動距離は翅にマーキングをつけて図ったところ70〜80キロ。イトトンボは1キロ移動。
食べ物(幼虫、成虫共に肉食、ユスリカ科、カ科の昆虫をエサ資源にしている。他種のトンボやセミなどの大型の昆虫を接食することもある。クモを食べる種としてネアカヨシヤンマ、アオヤンマ)
色彩が変化する(♂♀成熟期、未成熟期で色彩が変化する)
特別の脚(ほとんど歩けない、獲物をつかむために特化した脚。短い触角)
トンボの生活 幼虫は水生で、水環境は流水性と止水性と湿地性(ムカシヤンマ)。羽化後水域を離れる。幼虫時期最短がウスバキトンボで約30日間。オニヤンマ4〜5年。ムカシトンボは7〜8年で最長。80%のトンボは幼虫で越冬。アカネ属、ルリボシヤンマ類、アオイトトンボ類は卵で越冬。成虫越冬はオツネントンボ、ホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボの3種。羽化の時間は1〜2時間で夜から明け方。成熟すると繁殖水域に戻り、オスは縄張りを持つ。オスの一次生殖器は第9腹節、精子置換し、他のオスの精子を掻き出し自らの精子を注入する。
トンボのいる場所 住む場所の違いを知ることは大切
★山間の渓流
ムカシトンボ ミルンヤンマ ミヤマカワトンボ クロサナエ
★河川中流部
アオハダトンボ アオサナエ オナガサナエ コオニヤンマ
★河川下流域や湖
オオサカサナエ ナゴヤサナエ ネガネサナエ
★河川河口付近
ヒヌマイトトンボ アオモンイトトンボ
★小川や農業用水路
ハグロトンボ ヤマサナエ キイロサナエ
★開けたため池
ギンヤンマ コシアキトンボ コフキトンボ ショウジョウトンボ クロイトトンボ オオヤマトンボ ウチワヤンマ ネギトンボ 
★森に囲まれた池沼
チョウトンボ リスアカネ モノサシトンボ

美しいトンボ マルタンヤンマ
ヤンマ類屈指の希少種 ネアカヨシヤンマ

エコロジカルネットワークを機能するには、核(生物の供給源)と回廊(つながり)と拠点(小動物の休息地)が必要である。

感想 核になる場所を保護し、結果は生きものに聞くようにして、拠点を作ることと回廊を確保ることが大切だと思った。お話しはとても参考になった♬
(記 加倉井範子)


by trust-0 | 2019-05-05 11:58 | 研修

2018.9.30 見沼田んぼ 自然観察大学

台風接近の中なのに曇り空。ある意味天気に恵まれた観察会だった
1サルビア ブラジル原産 蜜が多い ハチドリが訪れる
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2ベコニア雄花
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3ベコニア雌花 花びら3枚 ガクが2枚
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4ペンタス アフリカ原産 蜜のある所まで2cmあり
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5セスジスズメ幼虫
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6
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7カナムグラ雄花
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8ルリハムシ
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9ハグロハバチかな
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10ハグロハバチ幼虫
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11解説
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12アメリカシロヒトリの幼虫
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13
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14ヒユ
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15カシワの2度伸び
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16キマダラカメムシ
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17コケ
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18きのこ
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19
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20オオスカシバの幼虫 クチナシの葉にいた
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21フェアリーリング
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22ガの仲間
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23オニグモの幼体 2年かかって成体になる
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24ヤマノイモ
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25イボクサ
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26
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27ウスカワマイマイ
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28カゼクサ
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29説明 イイギリ
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30
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31
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32ガ
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33チャコウラナメクジ (伊藤舜氏同定)
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34
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39アゼガヤ
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by trust-0 | 2018-10-04 23:48 | 研修

2018.6.24 見沼田んぼ 自然観察大学

◇日時 2018年6月24日 日曜日 9時45分〜12時30分
◇天気 晴れ 暑かった
浅間先生から・・・アメリカナマズ(背中に刺あり)と普通のナマズの説明があった。ナマズはアメリカザリガニの行動をおさえ、導入すると水草が回復する。唐沢先生から、駅前に25の巣を確認し、落ちた巣はカップラーメンなどの容器で代用することも可とのこと。
1黒丸のところは貝塚・・・塩水にいる貝が出土する ヤマトシジミも貝塚から見つかる 海面が5m高かった 丸木舟も出土している 芝川はお茶の水の昌平橋まで流れている
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2唐沢先生手書きの見沼歴史丸わかりイラスト 
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3カメムシ・・・ピントが合っていないがカメムシらしい
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4-1ゼニゴケ・・・雌器托
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4-2雄器托・・・若く青いときに水を垂らすと小さな泡が見える・・・精子
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4-3無精芽 無受粉
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5エノキウスヒゲナガハムシ
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6カシワ タンニンが多い 染色に使う 水道水に木を付けておくと鉄と反応し黒くなる 二段構えで葉を展開する 暖かい地方の植物てはないか 痩せ地海岸に生え防風林にも利用されている
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7ウスカワマイマイ
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8ゴマダラチョウ 羽化したてで翅を乾かしていた
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9ヒメウラナミジャノメ
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10チャバネアオカメムシ
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11ユキヤナギアブラムシ イタドリに移動してきた
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12シキミ 毒あり 八角はタミフルの材料
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13
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14アリグモの卵のう 卵を守っている
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15コカネグモ 幼体
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16ユウゲショウ アカハナ化午前4時から咲く 夕方にしぼむ
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17ユウゲショウにクロウリハムシでいいかな
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18イッポンセスジスズメガの幼虫 里芋につく
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19ノウサギの足跡
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20ヨシの葉にいた だれかな
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21ドヨウオニグモ
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22モモコフキアブラムシ アブラコバチに寄生されると白くなる
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23ジュウサンホシテントウ かな
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24マルバスミレの実 表面はつるつる 実が低い位置につく アオイスミレは表面毛あり
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25エサキモンキツノカメムシ ♀は守っているだけ 50〜100の卵 ♂のハートは黄色っぽい
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26ヒダリマキマイマイ カラの入り口が反り返っているのが成体
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27ヤスデは葉を食べる
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28アカメガシワの実 雌株
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29イイギリ 雌雄異株
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30スミレ 帰りの道で
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by trust-0 | 2018-06-24 18:11 | 研修

アザミ学入門

◇2017.6.22 19時〜21時
 国立科学博物館名誉研究員 門田裕一氏 
アザミはキク科の多年草で刺のある植物。初夏に咲くノアザミだけである。他のアザミは秋に咲く。日本列島に150種以上のアザミがある。大部分は日本固有種である。中国には50種、韓国では11種ヒマラヤ地域でも20種以下である。
アザミ属において注目すべき形質
1..花期に根生葉が存在するか
2.花の咲く向き 直立↔下向き=点頭
3.総苞片の形 椀形 鐘形 筒形 狭筒形
4.総苞片の状態 圧着 開出 反曲 斜上 頭花の咲く向き
5..総苞片の列数 5-6列 8-9列 11-12列 総苞の形
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6.総苞片に腺体があるかないか 粘着性 総苞片の状態
7.腺体の形状 楕円形 線形など
8.染色体の倍数 二倍体 四倍体 六倍体

アザミ属は日本全土に広く分布する。地域により異なるのでアザミと言っても育ったところにより違ってくる。
北海道 コバナアザミ
東北 日本海側 ナンブアザミ
東北 太平洋側 キタカミアザミ
関東〜中部(東部)タイアザミ
中部(西武)〜三重 スズカアザミ
北陸 ジャクエツアザミ
近畿四国 ヨシノアザミ
中国 イズモアザミ
九州 ツクシアザミ
奄美大島〜沖縄島 シマアザミ
宮古島〜西表島 イリオモテアザミ
小笠原諸島 オガサワラアザミ

日本のアザミ属の中には、遺存的なクループと現在進行形で活発に種分化を遂げているグループがあり、多様性に大きく貢献している。
科学博物館ホームページアザミデータ


by trust-0 | 2017-07-06 17:37 | 研修

リスク管理について 具体的事故事例と対応

□日時 2016年10月8日 土曜日 9時15分〜10時15分
□場所 北本市野外活動センター
□講師 吉岡勇氏(行政書士)

★不法行為責任・・・民法709条以下
管理者は予見可能性(他人に迷惑がかかるという予測が出来ること)と結果回避義務(回避する義務)の2つの条件が成立したときに賠償義務がでる。

★子どもの事故
責任能力は、中学生以上の事故は本人、小学生以下の事故は監督者の責任になる。監督者は学校管理中は学校、スポーツ団体町内会活動は団体の責任者になる。責任無能力者の場合は親権者になる。子どものけんかは親の責任になる。

★野外活動における安全管理
予見義務 
・開催地の調査管理義務(下見をして危険箇所をチェック、危険場所回避か改善措置
 スズメバチ、マムシ、急斜面など→告知
・参加者に対する事前調査注意義務(健康状態、最近増えているアレルギーは特に注意が必要)
回避義務
・注意事項の徹底周知説明の義務(安全上必要な注意事項や危険箇所を説明) 
 自然災害の津波、落雷等は予見できると判断される→勇気ある撤退
・参加者の動静監督注意義務(参加者の行動を監督、危険箇所へ行かないよう適切な指導をする)

★指導者は過失があれば、ボランティアで参加しても法的責任はある。リスクがゼロということはない。
★誓約書を書いても施設管理責任はゼロにはならない。
★保険に入ること 日帰りは行事保険 一泊は旅行保険
★暴力事件は一発50万円。
(メモ 加倉井範子)



by trust-0 | 2016-10-09 04:59 | 研修

身近なアリの不思議な生態

□日時 2016年10月6日 18時30分〜20時45分
□講師 東京農工大学農学研究員 准教授 佐藤俊幸氏(動物行動学)

ありに似ているいきもの
アリバチ アリグモ ホソヘリカメムシの幼虫

巣の場所
地中 クロオオアリ クロヤマアリ ケアリ トビイロシワアリ クロナガアリ 
石の下 トビイロシワアリ アミメアリ 
朽ち木の中 ケアリ ハリアリ 
枯れ枝の中 ヒラズオオアリ ヤマヨツボシオオアリ

アリはどんな昆虫
★アリはハチの仲間
★日本に300種、固有種は5〜10%
★ライバルがいなかったので、アリは多様化した。
★腹柄節が1〜2ある。働きアリは腹柄節が進化。方向転換しやすい。蟻酸をうまく出すことが出来る。
★触角がへの字であり、折りたたむことが出来る。
★土の中で生活するためカビが生えないように、コウキョウセン(抗菌物質)
★アリは真社会性
★巣場所の競争が激しい。アリは戦国時代のよう(さなぎの時に別の巣に持ち込まれると、本当の親とけんかしてしまう。)
★アリは雑食性。エサは昆虫や昆虫の死骸、樹液、花外密腺
★コロニーの大きさ1000個体クロオオアリの場合。

アリと環境
★アリは空洞があれば棲むことが出来る。使える空洞は利用している。植物のアジサイやカラスザンショウを巣に使う。
★アリは乾燥に弱い。
★アリの巣の深さ クロナガアリ4m クロヤマアリ2m アメイロアリ(カイガラムシの甘い汁をもらっている)20㎝
★雨が降ると石などで止める。雨の後土を出してメンテナンス掃除している。
★巣口の防衛をしている。

いろいろなアリ 
★種の同定は腹柄節とトゲ 外部形態で比較する。
○奴隷を狩るアリ→サムライアリ
○居候して巣を乗っ取るアリ→トゲアリ
○女王がいない→アミメアリ(行列を作る、完全平等社会) 
○女王がたくさんいるアリ→ヤマヨツボシオオアリ
○女王は母のコビー、息子は父のコピー、働きアリは父母の娘→ウメマツアリ
○砂をかけたり石を投げたりするアリ→トビイロシワアリ
○身近にいたらやばい寄与大帝国をつくるアリ→アルゼンチンアリ
・アケボノアリ(琥珀の中にいる) ・フタフシアリ(アメ色で腹柄節が2つ) ・ナガフシアリ(腹柄節が2つ)  ・アカツキアリ(夜行性) ・ヤマアリ亜科(腹柄節が1つ) ・カタアリ亜科(腹柄節が1つ) 
・ハリアリ亜科(森にいる) ・ムカシアリ亜科(天然林、照葉樹林にいる。古い生態) ・クビハリアリ亜科(アリを食べるアリ) ・クロヤマアリ(せわしなく動く) ・クロクサアリ(頭がハート型 サンショウの臭いがする) ・ウロコアリ(トビ虫しか食べない。落ち葉の下にいる) ・ノコギリハアリ(ムカデしか食べない)
★アリはニッチを分けている。富士山だけでも50種いる。アリは垂直分布がきれいに出る。
・アカヤマアリ ・エゾヤマアカアリ ・オオコツノアリ(小さい) ・ツヤクシケアリ(メタリック色火山性) ・タカネムネボソアリ(石の下) ・クシキアリ ・アシナガアリ(低いところ) ・ムネアカオオアリ(高いところ山地の寒いところ)

アリの生態
コロニーの成功率は低い。女王アリは移動しない。オスは自分でエサをとれない。アリの天敵は同種のコロニー。冬はじっとしている。ツキノワグマはマユを食べている。アリは食べ物を吐き戻して食べている。
★クロオオアリの場合 ゴールデンウィークに結婚(夕方)→女王(20年生きる)は自分で羽を落とす→穴に入る→自分で育てる(6〜7月ウカ)
★サムライアリの口はユーフォーキャッチャーの様な形で卵を傷つけないような形態をしている。卵やサナギは取るが女王を襲うことはしない。卵はサムライアリにすり込まれて、奴隷となり働く。自然が豊かでないといないアリ。

アリの研究は何の役に立つか・・・分かっていないけどいつか人間の役に立つこともありかな?

教えて頂いた本:「学研の大図鑑日本産アリ類全種図鑑」「学研の写真図鑑アリ」「アリの王国」ポブラ社 「アリの生態ふしぎ見聞録60年の研究が明かすアリの素顔」技術評論社 「ありとあらゆるアリの話」講談社
ネット:日本産アリ類画像データベース
(メモ 加倉井範子)

by trust-0 | 2016-10-07 18:11 | 研修

講演会  子を他人に預ける鳥、カッコウ類研究最前線

□日時 2016年9月24日土曜日 13時30分〜16時
□場所 東京大学農学部 弥生講堂
□主催 公財山階鳥類研究所 共催朝日新聞社 後援我孫子市
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写っている鳥はジュウイチ

托卵研究はどこまで進んだか・ 欧米の研究、日本の研究
立教大学名誉教授 上田恵介先生

セッカ  草原の低い草に営巣する。ヒヒで上がりチャチャで降りる。セッカは連続的一夫多妻。妻をめとらば2羽以上、マックス1夫11妻、1羽のメスも得られないオスが30羽。

カッコウ 托卵習性。10〜15秒で卵をくわえて外に捨て、卵を産む。雛は背中にくぼみがあるので、仮親の雛を外に落とすことができる。カッコウは1シーズンに20個の卵を産む。3日に1回くらいの割合。

托卵についてはアリストテレスも知っていた。
聖書モーゼの言葉
禿鷲などと同じ、嫌悪すべき生きもの

カッコウの研究はヨーロッパではさかんである。

托卵する鳥は鳥類のうち1%
カッコウ科136種のうち54種 カラバード ミツオシエ(雛の時口が大きく他の卵を砕く力がある)テンニンチョウ カッコウハタドリ スグロガモ 

カッコウの卵の擬態が進化 ホオジロ 、オオヨシキリ にはセン状モンあり

ホトトギスはウグイスに托卵

カッコウ 本州ではオオヨシキリ モズ アオジ オナガに托卵
            北海道ではノビタキ ノゴマに托卵

仮親を騙す分身の術 ジュウイチの雛の妙技
慶應義塾大学文学部 田中啓汰先生
自然界はウソであふれている
シジミチョウ→アリの好む臭いを出す→巣に持ち帰り育てる→アリの卵のように見えるけどシジミチョウのサナギ

富士山の中腹で調査
ジュウイチも托卵鳥でオオルリやルリビタキの巣に卵を産む。ジュウイチの雛は仮親に雛の数を錯覚させる。ジュウイチの口の中は鮮やかな色をしている。仮親の運ぶエサの量を増やしてもらうため巣内に1羽しかいないのに3羽いるように見せかけている。羽の裏側には羽毛すら生えず皮膚があらわになっている。口の色と同じ色をしている。つまり巣の中に3羽いるように見せかけている。
人間は3色 鳥は4色 紫外線も見ている。本「視覚認知生態学」

南太平洋の托卵をめぐる攻防 日本の鳥にはないセンニョムシクイの対抗策
バードリサーチ 佐藤望先生
オーストラリア ニュージーランド ニューカレドニア バヌアツで調査
托卵鳥テリカッコウと宿主センニョムシクイの進化
センニョムシクイはテリカッコウの卵も一緒に温める。ところが雛のテリカッコウをつまみ出して巣の外に出してしまう。他のカッコウと別の進化をしている。

共進化 托卵 産卵時間の短縮 卵を擬態

科学はチームワークであると言う言葉であったが、それプラス人柄もあると思わせてくれた。楽しく勉強にもなり、面白い世界があると感じさせてくれる講演会だった。
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弥生講堂はベニカラマツの集成材でできている。100年は持つそうだ。
by trust-0 | 2016-09-24 21:28 | 研修