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2017年 06月 28日 ( 3 )

フクロウ

見沼の斜面林には多くの生きものがいる。

保全活動に参加したのは、12年前くらいになるが、多様性を高めたいと思い、池を掘ることを提案したら、OKが出て穴を掘ったら水が出てきた。そのまま管理していたが、最近水が涸れることが多くなった。仲間の方がケースを入れ水を入れる形にして管理していた。エコ.エコのホームページの中のフクロウは、7年くらい前にトラスト地の裏の森で息子が撮影してくれたものである。それ以来、見ていなかったが、地元の野菜を売っている「みどり農産物」には近所の人が撮影したというフクロウの写真が飾ってある。会わないだけでいるんだなと思っていた。

サイサン環境保全基金でセンサーカメラを助成して頂いた。早速この場所にカメラを設置したら、フクロウやタヌキが写っていた。生きものにとって水は大切なものなのである。

時間を確認すると、フクロウは夕暮れ時にやってきている。水浴びやらしていることも分かった。ドイツの哲学者ヘーゲルの言葉「ミネルバのフクロウは、黄昏に飛ぶ」昔の人は、自然をよく見ていたのだと改めて思った。

機械の力を借りて、フクロウの姿を見ることは、これからの保全に励みがつくように思う。ボランティアの皆さんに写真を見せたら、張り切って作業を開始、言葉より1枚の写真の方が説得力があるのだと感じた。フクロウにとっては、ここは、安心できる場所なのである。(2017.6.28)
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2すごい2羽写っている
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3体を水の中に体をつけている
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by trust-0 | 2017-06-28 17:54 | エッセイ

タヌキ

さいたま市にあるさいたま緑のトラスト協会保全第1号地での奥で、タヌキのため糞をみたのは、7〜8年前になる。買い物途中で会ったとかお寺の裏にタヌキのタメ糞があったとか近隣の方が教えてくれる情報もあったが、保全作業時に、タヌキの気配を感じたことはなかった。

タヌキはほ乳類のネコ目イヌ科タヌキ属に分類される生きもので、体重は4〜6㎏、体長は50〜70㎝、尾の長さは13〜25㎝で、夜行性で単独または、つがいか数頭の家族単位で生活している。食性は雑食でネズミ、カエル、ヘビ、トカゲ、鳥類や卵、昆虫類やその幼虫、ミミズ等の小動物のほか、果実などの植物質の物となんでもよく食べる。木登りも上手である。平均的な行動範囲は3.4k㎡。食料の事情により0.25〜20k㎡とかなり幅がある。縄張りはないとのことである。繁殖期は1〜4月で、妊娠期間は59〜64日ほどで普通5〜7子どもを出産する。30〜40日ほどの授乳期間があり、子どもは4〜5ヶ月で独立し、9〜11ヶ月で性成熟する。一夫一婦と言われているが、一夫多妻であることも報告されている。タヌキの毛は上質であるが、タヌキの肉は獣臭く、タヌキ汁と言われているのはアナグマ(イタチ科)の肉である。

物語にも出てくるタヌキは、日本人にとってなじみ深いいきものである。臆病で驚いて気を失ったりすることがあり、その後、目をさまし逃げ出すことがよくある。
「とらぬ狸の皮算用」「狸寝入り」「狸が人に化かされる」「狐と狸の化かし合い」「同じ穴の狸」とことわざもたくさんある。日本人には身近な生きものであるが、極東に生息し、世界的に見れば珍しい生きものである。

保全活動場所にタヌキがいたのである。センサーカメラがそれを教えてくれた。湿地で、昼間にタヌキを確認した。私たちの団体はニホンアカガエル保護のために立ち上がった団体である。タヌキのエサのカエルはたくさんいるので、いても不思議ではない。タヌキ生息の証拠写真をみて、うれしくなったことは確かである。カエルを保護しているのにと不思議に思う方もあるかも知れないが、自然はつながっていて、その種類だけ繁栄しても、生物多様性の保たれている空間ということは出来ないのである。別の団体で、天敵のいない場所でニホンアカガエルを保護しているところがあり2010年には5個、2016年には145個の卵が確認されたそうである。私たちの湿地では今年は26卵塊である。増えすぎていないということも一つの指標になると思う。

こんな豊かな自然を次世代に手渡したいと日々汗を流している私たちへのご褒美は、カメラに写ったタヌキやネズミである。

1タヌキだといいのだが専門家に同定してもらっていない
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3マルコ(湿地)
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5湿地でネズミ 何ネズミかな
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by trust-0 | 2017-06-28 17:04 | エッセイ

アメリカザリガニ

さいたま市浦和くらしの博物館民家園で、偶数月にしぜん塾を行っている。「ザリガニを捕まえよう」というタイトルだとそこそこの参加者が集まる。
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改めてザリガニという存在を気づく機会を得られた。子育て時期には、子どもと一緒にイカをエサにしてザリガニツリに出かけたものである。水を少なくして、飼うことで酸欠を予防していた。子どもをお腹につけた親は一生懸命に脚を動かし子ども達に酸素を送っていたことを、驚きと感動で眺めたことを思い出した。オスとメスの違いもこの年になって初めて知った。メスの脚が長い理由も今回後付けで理解できた。
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海の中はカルシュウムがいっぱいあるが、沼や川は少ない。ザリガニは脱皮前に、大事なカルシュウムを無駄にしないように胃石を二つ体の中に作る。これは人間にとっては、万能薬だそうである。
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大崎子供動物園の学芸員の今井さんの解説では、ウシガエルのエサとしてアメリカザリガニは日本にやってきたということである。日本にいるザリガニは日本ザリガニで、北海道にいるウチダザリガニも外来種である。臭いにも敏感で、普段は水草を食べていて、イカは特別なご馳走ということである。ザリガニの持ち方も教えてもらい半数の子どもは手に持つことが出来た。指1本でもいいというとそっと触り、「触れたと」満足そうな笑顔を見せてくれた子もいた。「戦いたくない相手を戦わせるのは、いじめだよ。生きものはおもちゃじゃないよ。」と子ども達に生きものとのつきあいの作法も教えてくれた今井さんが、この仕事についたキッカケは小さい頃育てたザリガニだったとのことである。ザリガニは子どもと自然を結ぶ生きものの一つであることを改めて感じた。。
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ザリガニを捕まえて容器に入れておくといつの間にかなくなっているので、だれが来ているかセンサーカメラをつけてみたら、なんとカラスがザリガニを食べていた。カラスにとってはザリガニはご馳走かもしれない。諸外国では料理に利用されている。食糧危機がきたら、ザリガニをみて「おいしそう」と言う時代がくるかもしれない。(2017.6.11)
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今井さんに教えて頂いた本も時間が出来たら、読んでみたい♬
岩波ライブラリー「ザリガニ」 「ザリガニ」フレーベル館

メモ 学研わくわく観察図鑑「ザリガニ」より
★脱皮 アメリカザリガニは体の中に骨を持たず、固いこうらが骨の役目をしている。脱皮を繰り返し3年くらいで大人になる。脱皮の時は内蔵までぬけ変わる。脱皮の前になると体中のカルシウムを胃の中に集め石のようなモノをつくる。これが胃石で脱皮の時新しい胃の中に残され、脱皮後の体をつくるもとになる。脱皮の後に砂つぶを目の付近にのせる「砂かぶり」をして新しく砂つぶを「平衡胞(体のバランスや振動を感じる。」という器官に入れる。
★寿命 4〜5年 ★特徴 ザリガニはきれい好きで体の隅々をあしをつかってそうじする。エラ呼吸でエラが湿っていれば呼吸できる。ザリガニはこうらのふちから水を吸い込み口の近くの出水こうからはき出す。★食べ物 何でも食べるが、主に肉食。小さい時はコケやプランクトン。もう少し大きくなると水草。大きくなるとメダカやフナなどの小魚、カエル、水に落ちた昆虫などを食べる。★冬 深さが1メートルにもなる巣穴を掘って冬越しする。冬には体温も下がって何も食べずじっとしている。★体 短い触覚第1触覚で臭いでエサをさがす。長い触覚は第2触覚で、モノに触れて周りの様子を知る。
★2017年9月25日岩殿の調査時に、ザリガニを捕獲するには、四つ手網にドックフードと石を袋に詰めておびき寄せると、イカの倍近く釣れたと教えてもらった。来年はこれで挑戦♬


by trust-0 | 2017-06-28 15:06 | エッセイ