◇日時 2019年5月13日 月曜日
◇天気 晴れ
◇参加者 5名
◇打合せメモ 6月の初めに田んぼに水を入れる I地区のキショウブを花の咲く前に刈った。
打ち合わせメモの部分の明治20年云々にかかわるコトです。
「明治20年の記録32㌶のマグサ場だった 岩殿村は、80軒、10何頭の馬を飼っていた……」
市民の森の地番は大字岩殿1738-1です。小字名では雪見峠です。
『武蔵国郡村誌』の「岩殿村」の記載[ http://hiki.blog.jp/archives/46850693.html ]によれば、戸数81戸数、人口367人で、牡馬16頭を飼っていました。
民有の森林57町歩が村の西南北にあり松が多いとありますが、これは市民の森の部分ではなく、「原野 官有に属す。村の西方にあり、西南は石橋・大橋[現在は鳩山町の大字]の二村、西は神戸村[現在・東松山市]。樹木なく唯茅草生ず」とあり、明治前期の様子が記されています。
このころ既に、「官有」であったらしいですが、法務局でコピーしてもらった『土地台帳』によれば、明治24年[1891年]8月に「雪見峠1738」を58町5反6畝12歩」[58㌶]の秣場[まぐさば]を「官林」[国有林]に編入しています。これが1975年以降分筆され、現在の1738-1の市民の森[32㌶]につがってきたということです。
岩殿村については、岩殿満喫クラブのブログのカテゴリー「岩殿地元学」
( http://hiki.blog.jp/archives/cat_1290618.html )に『武蔵国郡村誌』・『新編武蔵風土記稿』など掲載してあります。時間があればご覧ください。
『武蔵国郡村誌』の「原野」とあるのが現在の市民の森です。「民有の森林57町歩」はおそらく現在のこども動物自然公園・大東文化大学辺りだと思います。
(稲田さんメモ)
根を張るチカラシバが減った 紹介された本「田んぼの草花指標」
◇鳥 ウグイス ガビチョウ
◇生きもの ハルゼミ(天気が良いと鳴く)
◇植物 ケキツネノボタン オヘビイチゴ ムラサキサギゴケの群落が多く目についた
1オニタビラコ キク科 オニタビラコ属 根生葉はロゼット
2-1ケキツネノボタン キンポウゲ科 キンポウゲ属 葉柄に開出毛あり
3
4オヘビイチゴ バラ科 キジムシロ属
4-2
4-3
5
6-1ムラサキサギゴケ サギゴケ科 サギゴケ属 茎に毛なし 根際から葡萄茎を伸ばす
6-2
7トキワハゼ サギゴケ科 サギゴケ属 葡萄茎なし
8ツボスミレ
9クサイチゴ
10-1オカトラノオ
10-2
11-1ハハコグサ
11-2
12ニガナ
13スズメノヤリ
14ノゲヌカスゲ
15
16オナガグモ
17ノミノフスマ
18キンラン
19マルバウツギ
20コナスビ
21ホシハラビロカメムシ
22オヤブシラミ だれかな
23アカハネムシ
24アカシデ
25クサイチゴにダイミョウセセリ
26
27ヘビイチゴの実
28チガヤの雌花と雄花
29トウゴクシソバタツナミ
30キッコウハグマ
31ササバギンラン
32
33ヤマツツジ
34ヤブデマリ
35入山沼
36ミヤマウグイスカグラ
37モモグロハナカミキリ
38マドガ
39ハナイバナ
40キナミシロエダシャク
41シラヤマギク
42
43カワラスゲ
44エナシヒゴクサ
45キバラガガンボ
46チャバネアオカメムシ 農業害虫 成虫越冬
47コチャバネセセリ
48カラムシにドクガの仲間
49-1ゴウソ
49-2
50クサイチゴ
51キアゲハの幼虫
52ヒメゴウソ
53イグサ
54コサナエ♀
55スイバの群落
56カスマグサ
57カラスノエンドウ
58スズメノエンドウ
59ツマグロヒョウモン♂
60ベニシジミ
61
62 水が6月初旬には入る
63-1ツバメシジミ♀ 食草クローバー 後ろ羽に突起があるのが名前の由来
63-2 広い草地を好む
64-1アオスゲ
64-2
65ケキツネノボタン群落
66ヤマトシリアゲムシ♀
67アゼスゲ
68オヘビイチゴとスイバ
69アオスゲ
70ヒメギス幼虫
71-1ウスバシロチヨウ 別名ウスバアゲハ 食草はケシ科のムラサキケマンなど
71-2ウスバシロチョウ
71-3ウスバシロチョウ♀尻についている大きな三角のものは栓。再び他の♂との交尾を防ぐため、♂が精包の材料を使って作ったもの
72スイカズラの花 咲き始めは白、やがて黄色に キンギン花の由来
73センニンソウにヤガの仲間
74青木の入り
75ニワゼキショウ
76チガヤ群落
来る度に違った生きものたちに出会う。自然の奥は深い。キャプション二宮さん、写真加倉井