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アメリカザリガニ

さいたま市浦和くらしの博物館民家園で、偶数月にしぜん塾を行っている。「ザリガニを捕まえよう」というタイトルだとそこそこの参加者が集まる。
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改めてザリガニという存在を気づく機会を得られた。子育て時期には、子どもと一緒にイカをエサにしてザリガニツリに出かけたものである。水を少なくして、飼うことで酸欠を予防していた。子どもをお腹につけた親は一生懸命に脚を動かし子ども達に酸素を送っていたことを、驚きと感動で眺めたことを思い出した。オスとメスの違いもこの年になって初めて知った。メスの脚が長い理由も今回後付けで理解できた。
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海の中はカルシュウムがいっぱいあるが、沼や川は少ない。ザリガニは脱皮前に、大事なカルシュウムを無駄にしないように胃石を二つ体の中に作る。これは人間にとっては、万能薬だそうである。
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大崎子供動物園の学芸員の今井さんの解説では、ウシガエルのエサとしてアメリカザリガニは日本にやってきたということである。日本にいるザリガニは日本ザリガニで、北海道にいるウチダザリガニも外来種である。臭いにも敏感で、普段は水草を食べていて、イカは特別なご馳走ということである。ザリガニの持ち方も教えてもらい半数の子どもは手に持つことが出来た。指1本でもいいというとそっと触り、「触れたと」満足そうな笑顔を見せてくれた子もいた。「戦いたくない相手を戦わせるのは、いじめだよ。生きものはおもちゃじゃないよ。」と子ども達に生きものとのつきあいの作法も教えてくれた今井さんが、この仕事についたキッカケは小さい頃育てたザリガニだったとのことである。ザリガニは子どもと自然を結ぶ生きものの一つであることを改めて感じた。。
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ザリガニを捕まえて容器に入れておくといつの間にかなくなっているので、だれが来ているかセンサーカメラをつけてみたら、なんとカラスがザリガニを食べていた。カラスにとってはザリガニはご馳走かもしれない。諸外国では料理に利用されている。食糧危機がきたら、ザリガニをみて「おいしそう」と言う時代がくるかもしれない。(2017.6.11)
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今井さんに教えて頂いた本も時間が出来たら、読んでみたい♬
岩波ライブラリー「ザリガニ」 「ザリガニ」フレーベル館

メモ 学研わくわく観察図鑑「ザリガニ」より
★脱皮 アメリカザリガニは体の中に骨を持たず、固いこうらが骨の役目をしている。脱皮を繰り返し3年くらいで大人になる。脱皮の時は内蔵までぬけ変わる。脱皮の前になると体中のカルシウムを胃の中に集め石のようなモノをつくる。これが胃石で脱皮の時新しい胃の中に残され、脱皮後の体をつくるもとになる。脱皮の後に砂つぶを目の付近にのせる「砂かぶり」をして新しく砂つぶを「平衡胞(体のバランスや振動を感じる。」という器官に入れる。
★寿命 4〜5年 ★特徴 ザリガニはきれい好きで体の隅々をあしをつかってそうじする。エラ呼吸でエラが湿っていれば呼吸できる。ザリガニはこうらのふちから水を吸い込み口の近くの出水こうからはき出す。★食べ物 何でも食べるが、主に肉食。小さい時はコケやプランクトン。もう少し大きくなると水草。大きくなるとメダカやフナなどの小魚、カエル、水に落ちた昆虫などを食べる。★冬 深さが1メートルにもなる巣穴を掘って冬越しする。冬には体温も下がって何も食べずじっとしている。★体 短い触覚第1触覚で臭いでエサをさがす。長い触覚は第2触覚で、モノに触れて周りの様子を知る。
★2017年9月25日岩殿の調査時に、ザリガニを捕獲するには、四つ手網にドックフードと石を袋に詰めておびき寄せると、イカの倍近く釣れたと教えてもらった。来年はこれで挑戦♬


by trust-0 | 2017-06-28 15:06 | エッセイ


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