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スミレ

スミレ花 工夫いっぱい 春の妖精 環

 埼玉県民の森へ行ってきました。スミレの宝庫で「アリアケスミレ」は見飽きるほど咲いていました。 長いこと観察している専門家にいろいろ教えてもらいました。

 スミレの花が、崖の上で咲いているのを不思議に思う人は多いかも知れません。植物に興味を持ち始めてから、一番の驚きは、スミレの種に付いている脂肪酸を多く含むエライオゾーム(ゼリーのように柔らかい)というアリのご馳走の事でした。

 「ご馳走するから、私の種を運んでね。」とスミレが言い、「おいしいご馳走、ありがとう。遠くまで運んであげるよ。君の子どもを。」と言いながらアリはせっせと巣に持ち帰って仲間とご馳走を分け合うのです。自然は必ず見返りを提供するという仕組みに、感激したことを思い出しました。

 カタクリ、ムラサキケマン、ホトケノザなど春の植物はアリと共生している物が多くあります。アリはその場で食することなく、巣に運ぶのはなぜなのでしょうか。

追加で、観察したスミレを入れていきます。
1スミレ 秋が瀬 2019.5.2
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2レラの森にて 2019.3.27
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3レラの森にて 2019.3.27
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参考文献 「タネはどこからきたか?」鷲谷いずみ著 山と渓谷社
     「スミレとアリ」 多田多恵子監修 偕成社
     「したたかな植物たち」多田多恵子著 

by trust-0 | 2016-04-24 14:11 | エッセイ


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