2016.8.7 森の音楽会

 音楽と食と自然保護をつないだイベントの支援をした。プログラムの流れは畑で作物を収穫、カレーと流しそうめんを作って食べる。その後、竹で楽器を作り、その楽器を利用した音楽会をみんなで楽しむという流れである。

 エコ.エコでは2年前から見沼の五斗蒔きで畑を始めた。子どもたちがいろいろな体験をすることで育つものがあると信じ始めた里山活動である。イベントの当日は、カレーの材料のナス、そうめんの薬味のシソを採取してもらった。畑に咲いていたニラ、シカクマメ、ラッカセイの花もみてもらいたかった。8月は暑い、しかし、風は心地よい。東京のビル群に住んでいる人にはこの風がたまらないらしい。

写真1エダマメの収穫
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写真2ニラの花
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写真3オンブバッタ
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 当日は、野外用のトイレを用意した。10家族くらいが利用してくれたが、一人だけ「虫が嫌だ」と泣き叫ぶ2歳くらいの子どもがいた。嫌だという感情は認めるが、この世の中に虫という生きものがいて、そのつながりの中で人間が生きていることを知ってもらいたいと思っているので、今回のイベントで少し変わることを期待したい。以前、ゲッチョ先生こと盛口満さんとお話しする機会があった。子どもは小学3年生までが虫と仲良くなるチャンスだということである。私も密かに小学3年生までが虫好きになるチャンスだと思っていたので、共通認識に心強くなった。

写真4流しそうめんは今年出た新しい竹を利用すると中がきれい。節をみんなで抜いたよ。
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写真5竹で楽器、マラカスを作ったよ。竹を利用することは循環型保全になるよ。
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 今回作った竹の楽器の材料はモウソウチクである。「この竹林に、竹は何本」、正解は一本と言うと驚く参加者が多いので竹林の恒例のクイズになっている。竹は地下茎で繋がっていて、上に出ているものは植物で言う枝なのである。江戸半ばに日本に入ってきた中国原産の植物である。日本で見られる竹の中で一番大きい。古民家の中をよく見ると竹が利用されているが、最近は成長した竹を利用しなくなった。利用されない竹はどんどん広がっていき森林をダメにしてしまう。森の木々を枯らし、森の水をどんどん吸い上げてしまう厄介者なのである。タケノコの季節だけ注目される存在になってしまった。「竹は外来種である」ことを多くの人に気づいてもらいたい。

 森を保全するために、今活動として、水戸にあるレラの森及びフォント(エスペラント語で泉のこと)の竹を皆伐活動を始めている。泉の水量が増え、森が再生したら成功である。

写真6心地よい時間
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 自然保護活動を音楽や食とつなげていくことは、より多くの人の心に心地よい風を贈る力になると信じている。音楽は「世界の共通語」である。スタッフも良い時間を持てた一日になった。

 いつも里山体験をしてくれている子どもが早速、エダマメについているクモを見つけてくれた。自然を通して子どもの成長を感じことが、私の活動のエネルギーである。(環)

写真6卵のうを保護するカニグモ属の一種 「ヤミイロ」「ゾウシキ」「アズマ」「チシマ」「ヨコフ」「チュウカ」「クロボシ」「ホンクロボシ」のどれなのかは、生殖器を見る必要がある。「ヤミイロ」が普通に多く見られる代表種
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by trust-0 | 2016-08-13 09:27 | エッセイ


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